2009年8月2日(日)/30分枠  24:50〜

シリーズ・戦争の記憶   陣地壕の印鑑      沖縄戦…64年ぶりの帰郷

制作=四国放送

太平洋戦争の激戦地となった沖縄で6月、1本の印鑑が見つかった。刻まれていたのは「東端」の文字。そばにあった認識票から徳島県出身の東端唯雄さんの遺品と判明した。長男・孝さん(68)はすぐに沖縄へ向かい、戦後64年経て初めて父の遺品と対面した。迎えてくれたのは同じ徳島出身の平和ガイド大島和典さん。父親を沖縄戦で亡くし、いまだに遺骨も遺品も見つかっていない。大島さんは孝さんを沖縄戦の跡地に案内した。そして、印鑑が見つかった場所へ…。そこは、旧日本軍が米軍を迎え撃つために掘った陣地壕だった。
ナレーター:柳生 博
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
8月8日(土)24:30〜
2009年8月9日(日)/55分枠 24:55〜

シリーズ・戦争の記憶   戦場のラブレター      玉砕の島で拾われた手紙

制作=テレビ金沢
写真
戦地の夫に宛てた手紙が60数年ぶりに妻の手に戻った。「坊やが貴方のことを尋ねますの。(中略)お父ちゃんどうぞお元気で最後までガンバッテ下さい」硫黄島で手紙を拾った元アメリカ兵が「差出人を探して返してほしい」と友に託したものだ。妻・きく枝さんは89歳。心臓病に加え痴ほうが進行しているが毎朝、夫の遺影に手を合わせることは忘れない。手紙に登場する「坊や」も65歳。手紙を見て涙が止まらなかった。遠くを見つめていたきく枝さんがひと言つぶやいた。「手紙よりもあの人に帰ってきて欲しかった…」奇跡的に遺族の元に舞い戻った手紙が、伝えるものは何か?
ナレーター:柳生博
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
8月15日(土)24:00〜
2009年8月23日(日)/30分枠 25:30〜

シリーズ・戦争の記憶   5000人のカルテ       ある被爆医師の闘い

制作=読売テレビ
写真
大阪にある此花診療所。被爆者医療に携わっておよそ半世紀、自身も長崎で被爆した小林栄一医師(83歳)は、のべ5000人の被爆者を診察してきた。「原爆症認定訴訟」は、5月28日の東京高裁判決で、国側が18連敗。政治判断を促す声が高まり、認定基準の見直しは、8月の原爆の日にあわせ最大の山場を迎える。被爆者24万人…残された時間は少ない。「もう死にたい」と泣きながら話す女性に、先生は「被爆者だからこそ生き続けなければいけない」と励ます。全ての被爆者に線引きをさせないという信念が小林医師を支えている。
ナレーター:坂 泰知
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
8月29日(土)24:30〜
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