2009年11月1日(日)/30分枠  24:50〜

破滅の道程      すぐそばにある覚せい剤

制作=読売テレビ

この夏、世間を揺るがした「芸能界薬物汚染問題」。それはテレビの向こう側だけの出来事ではなかった。覚せい剤に限っていえば、摘発のピークは97年で以降減少している。しかし、十代も含む低年齢化が進み、暴力団と関係のない人にもその危険は忍び寄っていた。さらに恐ろしいのは「常習性」だ。クスリが切れた時に感じる耐え難い全身の倦怠感は「つぶれの時期」という。この時期を克服するには、相当の意志が必要だという。覚せい剤の売人。薬物依存から抜け出そうともがく22歳の女性。覚せい剤の常習者に、両親を殺害された遺族の証言などを元に、その闇に迫る。
ナレーター:三浦隆志
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
11月8日(日)18:30〜
2009年11月8日(日)/30分枠  25:00〜

子どもたちの戦争      置き去りにされた文集から

制作=福岡放送

福井市明倫中学の体育館の倉庫から、41冊・1973人分の文集が見つかった。昭和24年から31年に在籍した生徒が、夏休みの宿題で書いた作文だった。足の切断、父親との別れ、日本の未来…。そこには昭和20年の福井空襲の体験談が生々しい言葉でつづられていた。自らも東京大空襲を体験した俳優・山本學氏が当時の生徒を訪ね、戦争や教育について語りあう。そして、その思いを知った現代の中学生の反応も取材する。文集に込められたメッセージが60年の歳月を超えて、日本人が忘れかけている大切なものを伝える。
ナレーター:山本 學
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
11月22日(日)18:30〜
2009年11月15日(日)/30分枠  25:00〜

若年性認知症と生きる      夫婦が歩んだ16年

制作=福岡放送

NNNドキュメントで放送した「きのうが消えても」(08/10/12放送) 突然、夫の身を襲った若年性認知症の残酷とも言える症状と、妻の揺るぎない愛が大きな反響を呼んだ前回の番組から約一年。その後、夫・越智俊二さん(62)は介護施設で生活するようになったが、眠る時どうやって横になっていいのかがわからず、テーブルの上の食事と食器の見分けもつかなくなった。そして今年8月、妻・須美子さん(56)と娘や孫に見守られながら62年の生涯を閉じた。今回は俊二さんの症状の進行を軸に、若年性認知症の現実を忠実に描く。
ナレーター:原田美枝子
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
11月15日(日)18:30〜
2009年11月22日(日)/30分枠  25:00〜

「テイク!」一歩前へ      介助犬をめざした700日

制作=福岡放送

「テイク!車椅子」その声に1頭の犬が布を引っ張ると、車椅子は男性が乗り移れる場所に収まった。「グッド!」福岡にある介助犬の育成施設。かつて盲導犬の訓練士をしていた桜井昭生さんは、3年前「体の不自由な人の役にも立ちたい」と介助犬の育成を始めた。盲導犬は全国に1000頭いるが介助犬は40頭あまり。行政からの補助などない中、わずかな寄付と貯えを切り崩しながら九州の介助犬第一号をめざす桜井さんとノーブル。しかし、そのノーブルは突然病に倒れる…。介助犬育成に情熱を傾ける訓練士、700日の記録。
ナレーター:山本太郎
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
11月29日(日)18:30〜
2009年11月29日(日)/30分枠  25:00〜

18万人の政権交代      母子加算はこうして復活した

制作=日本テレビ

民主党政権が国民生活に関わる分野で真っ先に実現を決めたのが、「生活保護の母子加算復活」だった。生活保護を受けているひとり親世帯の子どもたちは全国に18万人。母子加算の廃止以降、それまで以上に厳しい生活を強いられてきた。新政権で長妻厚生労働大臣を補佐する厚労政務官に就任した山井和則・衆議院議員は、民主党のマニフェストに母子加算復活を入れた立役者だ。しかし、財務省の厚い壁もあって実現の道のりは険しい…。母子加算復活をめぐる政治劇の裏側に密着しながら、札幌と京都で暮らす困窮家庭の子どもたちを追い、政治との距離を考える。
語り:永田亮子
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
12月6日(日)18:30〜
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