2010年3月07日(日)/30分枠  24:50〜

ツルよ 89歳シベリアの残映   

制作=山口放送

山口県周南市の八代盆地。毎年10月になると1000キロ以上離れたシベリアからナベヅルが飛来する。昭和初期に比べると数は激減したものの、本州唯一のナベヅルの越冬地だ。ツルの保護監視員を35年務めた弘中数実さん(89)はシベリア抑留経験を持つ。抑留2年目、故郷・山口で見たツルの姿を見つけ、故国への思いを募らせたという。帰国後は、初代ツル保護監視員を務めながら、4冊のノートに抑留時代の出来事や気持ちを詳細に綴った。戦争…シベリアに人生を翻弄されながらも、そこで見たツルに希望を与えられた弘中さん。彼は戦後をどう生きてきたのか、減りゆくツルに何を見ていたのか…。
ナレーター:中谷隆宏
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
3月14日(日)18:30〜
2010年3月14日(日)/30分枠  24:50〜

救え!メタボと貧困       社会起業家たちのミッション

制作=日本テレビ

シリーズ・仕事のカタチ(1)
今、若者の間で「社会起業家」という生き方に注目が集まっている。世の中の様々な問題を、ボランティアではなくビジネスの力で解決するという「社会起業家」。エリートサラリーマンから転身した小暮真久さん(37)は、メタボを気にする日本のサラリーマンと、食糧難で飢餓にあえぐアフリカの子供たち…この2つの社会問題を同時に解決しようと、企業の社員食堂などにヘルシーメニューを導入。料金の一部、20円をアフリカの子供たちの学校給食の1食分に充てるという仕組みをつくった。さらに「新規参入した農家を支援したい」と奮闘する元外資系証券マン。社会起業家として生きる覚悟をした2人の姿を追った。
ナレーター:坂上みき
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
3月21日(日)18:30〜
2010年3月21日(日)/30分枠  25:10〜

闘う!本屋のオヤジ     

制作=札幌テレビ

シリーズ・仕事のカタチ(2)
いま全国で年間400軒近い大型書店が開店している。その一方で、個人経営の本屋は毎年1000軒以上姿を消しているという。そんな中、地域に根付く「街の本屋」の役割を胸に、奮闘する人がいる。札幌の書店2代目・久住邦晴さん(57)は、父親から店を継いですぐにコンビニの出店ラッシュやネット書店の攻勢を受けて、廃業の危機に襲われた。そして家でも悲しい出来事が…。「なぜだ!?売れない文庫フェア」や「本屋オヤジのおせっかい!中学生はこれを読め!」コーナーの設置など、斬新なアイデアと行動力で闘い続ける久住さんの姿を通して、「街の本屋」が生き残るための課題や地域の人々との絆を浮き彫りにする。
ナレーター:柳生 博
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
3月28日(日)18:30〜
2010年3月28日(日)/30分枠  25:20〜

伝道師 求む! 〜江戸前漁師の挑戦〜

制作=日本テレビ

シリーズ・仕事のカタチ(3)
漁業就業者の減少が深刻だ。漁師の高齢化、後継者不足という問題に直面する千葉県の船橋港。ここに「乗組員16人のうち11人は元々漁業と縁がなかった」という船団がある。巻き網船「大傳丸」だ。網元の大野和彦さん(50)は15年前、「最低賃金・月25万円」という求人広告で漁師の募集に踏み切った。しかしすぐ音を上げる若者が続出。20人面接しても1人しか残らなかった。若者が定着しない要因の一つは「見て覚えろ」という漁師の流儀。大野さんは、見習い乗組員の疑問を一つ一つ解説する「理論漁師学」と題した勉強会を始めた。江戸前漁業を守り、伝えようとする網元と、漁師を目指し全国から集まった若者たちの奮闘を追った。
ナレーター:生野文治
=再放送について= CSのニュース専門チャンネル「日テレNEWS24」にて放送
4月4日(日)18:30〜
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