2010年11月7日(日)/30分枠  25:00〜

レシピエント 脳死移植医と患者の540日  

制作=中京テレビ

今年7月の改正臓器移植法施行以降、臓器提供は急激に増え始め、そのペースは年間約90例。施行前と比べると7〜8倍だ。愛知県の藤田保健衛生大学の杉谷篤教授は、すい臓移植の国内での第一人者で今も多くの移植手術に携わっている。臓器移植の連絡は、昼夜問わず飛び込んでくる。移植医療は時間との闘いで、増え続ける脳死移植に対応するため24時間体制で全国各地を飛び回っている。番組では杉谷教授や病院の移植医療に密着し、移植増加に伴う課題を浮き彫りにする。また、法改正後に移植手術を受けた女性患者の、手術前からリハビリ、退院までの日々を取材し、普段メディアに映し出されることのないレシピエント側からの脳死移植を考える。
ナレーター:湯浅真由美
=再放送= 11月14日(日)11:00〜「BS日テレ」/11月14日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2010年11月14日(日)/55分枠  25:00〜

風の民、練塀の島 刻まれた千年の営み  

制作=山口放送

瀬戸内海有数の漁場・周防灘と伊予灘の境に位置する山口県の祝島(いわいしま)…風の強い島だ。先人たちは風の中で支え合って生きてきた。今も島の人々は素朴な営みを続けている。風景は独特。高さ2m、厚さ50cmの風よけの塀「石積みの練塀」で家々を囲む。ひと囲みの塀の中に複数の世帯が暮らし、助け合いながら生きてきた。しかし、他の島々に似たものはない。私達は練塀のルーツを探り始めた。すると、海外に似たものが存在した。ところが、ルーツを探るうちに、結局その先に私たちが見つめていたのは、先人たちの素朴な生き方だった。瀬戸内、九州、韓国…共通するのは「支えあって生きる」ということ。それは、古くから私達が大切にしてきた生き方であり、今、消えつつあるものだった…。
ナレーター:萩原聖人
=再放送= 11月21日(日)11:00〜「BS日テレ」/11月21日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」
2010年11月21日(日)/30分枠  25:00〜

検察…もう一つの疑惑 〜封印された真犯人〜  

制作=日本テレビ

今年3月、菅家さんの無罪が確定された足利事件。DNA再鑑定により菅家さんの無実は証明され、17年ぶりに晴れて自由の身になった。日本テレビの「ACTION」では、これまで事件の冤罪の可能性を報じ続けてきた。一連のキャンペーン放送は民間放送連盟賞「放送と公共性」最優秀を受賞。だが、事件にはまだいくつもの謎が残されている。事件の前後、北関東で続いた幼女誘拐殺人事件との関連はどうなのか?不安を覚える市民も多いが、時効となった事件もあり、真犯人への捜査はなされていない。大事な家族を失った遺族、罪をなすりつけられた菅家さんも納得できない現実。足利事件の深層に迫る。
ナレーター:あおい洋一郎
=再放送= 11月28日(日)11:00〜「BS日テレ」/11月21日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2010年11月28日(日)/30分枠  25:00〜

そばにいるのは誰ですか? 虐待を防ぐ二つの記憶  

制作=福岡放送

赤ちゃんとの肌の触れ合いで良好な親子関係を築く「タッチケア」の提唱者で、“愛された記憶”の重要性を問いかける福岡県久留米市の吉永陽一郎医師。「君のことを思っている人がいる」、「あなたのことを歓迎している人がいる」というメッセージを、子どもたちに伝える育児支援のひとつだ。一方、お産の場面を通じて、「命の誕生の奇跡」「生きていることのすばらしさ」を訴える福岡県柳川市の寺田恵子助産師。寺田さんは、小中学校で保護者と子どもたちにお産の劇を見せながら「命の誕生」を再現する。一向になくならない子どもたちへの虐待事件。【誕生の記憶】【愛された記憶】をたどりながら、虐待を防ぐための方策として「親子の絆」の再生に取り組む医師と助産師の活動を紹介する。
ナレーター:檀 ふみ
=再放送= 12月5日(日)11:00〜「BS日テレ」/12月5日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
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