2012年8月5日(日)/30分枠  25:50〜

ボーンマンの約束 遺骨収容人 70年目の真実

制作=高知放送

※オリンピック中継「女子バレーボール」延長にともない放送時間が変更になる可能性があります。
オーストラリアの高校で、いま歴史の教材として注目されている元日本兵がいる。「ボーンマン=遺骨収容人」と呼ばれる西村幸吉さん(92)。日本では全く無名の人物だ。西村さんはニューギニアに出兵。そこは10数万人の日本兵が亡くなった苛酷な戦地だった。飢えやマラリアで死にゆく戦友に「必ず、お前たちの骨を拾いにくる」と約束。その言葉を守り、たった一人60歳から26年もの間、パプアニューギニアに移住。これまでに600以上の戦友の遺骨を拾ってきた。彼はなぜ、家庭や社会的地位を捨ててまで、約束を守ろうとしたのか。取材中、オーストラリア兵の日記によって明らかになった十日間の真実。今、明かされる感動の歴史秘話。
ナレーター: 佐藤藍子
=再放送= 8月12日(日)11:00〜「BS日テレ」/8月12日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2012年8月12日(日)/55分枠  24:50〜

3・11大震災 シリーズ 除染の島へ  故郷を追われた27年

制作=広島テレビ

かつて、南太平洋の楽園マーシャル諸島で繰り返された核実験。ロンゲラップ環礁では多くの島民が被曝し、故郷を捨てた。40年間その現状を撮り続けてきた島田興生氏が6月、島に向かった。ようやく除染が終わり、帰島が叶いつつあるのだ。だが、帰島を心待ちにする人がいる一方で、戻らないと決めた人が数多くいた…。広島にも、故郷・福島を複雑な思いで見つめる人がいる。去年、浪江町から避難した高田秀光さん(60)。慣れない土地での生活、将来への不安…ストレスを抱えたまま1年が過ぎた。放射能に翻弄される福島とロンゲラップ。これまでの難局を島民はどう乗り越えてきたのか、島田氏は、福島の人に伝えたいと考えている。マーシャルの経験を未来の福島に活かすことはできるのか。
ナレーター:二又一成
=再放送= 8月19日(日)11:00〜「BS日テレ」/8月19日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」
2012年8月19日(日)/30分枠  24:50〜

3・11大震災 シリーズ 祭りのあと・・・  相馬野馬追から明日へ

制作=福島中央テレビ

甲冑姿の騎馬武者500騎が織りなす戦国絵巻「相馬野馬追」。1千年を越えて受け継がれてきた勇壮な夏祭りだ。去年は、震災と原発事故に見舞われながら辛うじて伝統をつないだ。朱の兜を身につけて出陣した菅野長八さん(60)。腰にきつく結ばれた巾着には、津波で失った家族4人の写真があった。「頑張っているぞ!よく見ておけよ」折れそうになる心を支えたのは、家族も愛した伝統の祭だ。復旧が進まない中、地域の人々は今年、迷いながらも野馬追を例年と同じ規模で開催すると決めた。野馬追はよみがえり、復興のシンボルとなるのか。一人暮らしの仮設住宅から出陣し、祭を引っ張る長八さん。被災地の人々の心を支える伝統の祭を追った。
ナレーター:中嶋朋子
=再放送= 8月26日(日)11:00〜「BS日テレ」/8月26日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2012年8月26日(日)/30分枠  25:05〜

ひろむとカッパ先生 ボクは自閉症アーティスト

制作=テレビ信州

長野県松本市に住む高山洋武さん(22)。オリジナルのキャラクターを創造、その絵や陶芸作品は観る者の心を温かくしてくれる。自閉症の人の中にはまれに、健常者が持ち得ない特異な才能を持つ人が現れるが、彼もその一人。幼い頃から父親と二人三脚で数百点の作品を作り、多くのコンクールで入賞してきた。しかし高校を卒業すると、環境の変化からか創作意欲を失っていた。なんとか意欲を取り戻して欲しいと願う両親は、陶芸家の野崎遊河童氏=カッパ先生に一緒に活動してくれるよう依頼。才能に惚れ込んだカッパ先生の指導で、洋武さんは活動を再開したが…。“障害者の自立”という難問に立ち向かう親子とそれを支えるカッパ先生の姿を描く。
ナレーター:杉山裕子
=再放送= 9月2日(日)11:00〜「BS日テレ」/9月2日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
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