2013年12月1日(日)/30分枠  24:59〜

3・11大震災 シリーズ 帰ってきたかりんとう

制作=日本海テレビ

東日本大震災で被災した宮城県女川町のかりんとう工場。この町唯一の障害者就労支援施設で、震災前は11人の障害者が働いていた。しかし、震災で工場は跡形もなく津波に流された。経営者の阿部雄悦さんは廃業も考えたが、ガレキの中からかりんとう作りに欠かせないミキサーが見つかったため、再起を決意した。再起の場に選んだのは、女川から800キロ離れた鳥取県。震災から3か月、かりんとう工場は復活し、今では第二工場もできている。しかし、夢はあくまでも、ふるさと女川での工場の再建だ。震災から2年4か月経った今年7月、ついに、女川にかりんとう工場が帰ってきた。震災から再建まで、ふるさとを離れて工場を再建させた人たちの姿を追いかけた。
ナレーター:湯浅真由美
=再放送= 12月8日(日)11:00〜「BS日テレ」/12月8日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2013年12月8日(日)/30分枠  24:59〜

死してなお… 忘れられた兵士の遺骨

制作=読売テレビ

太平洋戦争開戦から72年。今も何万という兵士らの遺骨が眠り続けている場所がある。戦時中、全国に次々と建設された「忠霊塔」(納骨堂)だ。そのひとつ、大阪市の「旧真田山陸軍墓地」には5千の墓石と納骨堂があり、昭和の戦争で亡くなった8千あまりの兵士の骨壷が当時そのままに残されている。納骨堂は当時の陸軍が深く関与し建設されたが、戦後、国がその管理を事実上放棄、遺骨の存在は忘れ去られていた。真田山では市民団体による調査でようやくその内容が判明、遺族も知らないまま兵士らの遺骨が放置されてきた実態が明らかに。見えてきたのはシンボリックな建物に遺骨を納め「忠霊」と崇めることで、兵士らの死を国威発揚に利用した国の姿だった。
ナレーター:藤田千代美
=再放送= 12月15日(日)11:00〜「BS日テレ」/12月15日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2013年12月15日(日)/30分枠  24:59〜

あなたは、なぜやったのですか? 増え続ける高齢初犯

制作=日本テレビ

犯罪白書によれば「高齢者犯罪」の件数はここ10年で2.5倍。高齢者人口が増えているからではない。犯罪増加率は高齢者の人口増加率をはるかに上回る。しかも日本の高齢者犯罪率12.3%は先進国の中でも飛びぬけて高いのだ。65歳以上の人口は3079万人、超高齢化の波が犯罪情勢に影響を及ぼしつつある。高齢者による暴行事件はこの20年で約58倍、傷害事件は10倍に増加、さらに高齢のストーカーも急増している。なぜ高齢者の犯罪が目立って増えているのか?これまで「不況」や「経済格差」がその原因と言われてきた。番組では、服役中の受刑者や元受刑者への取材を重ね、「後は幸せな老後を送るだけという時期になって、なぜ罪を犯してしまうのか?」という根源に迫る。
ナレーター:鈴木省吾
=再放送= 12月22日(日)11:00〜「BS日テレ」/12月22日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2013年12月22日(日)/55分枠  24:59〜

もの言わぬ語り部 震災遺構 伝承のカタチ

制作=テレビ岩手、宮城テレビ(共同制作)

東日本大震災の被災地では、震災の爪痕を残す“震災遺構”が急速に消えている。「もう見たくない」との住民感情を配慮しての解体だ。一方、保存するにしても住民感情の他に、費用の問題や今後のまちづくりも絡んで難しいのが現状。保存か?解体か?揺れる震災遺構。どうすれば後世に震災の“記憶をつなぐ”事ができるのだろうか。広島の原爆ドームは今も原子爆弾の惨さを世界中の人々に伝えている。ならば犠牲者が出なかった遺構は十分な議論をした上で残す道もあるのではないか。今年末に取り壊しの始まる鵜住居の防災センターは壊すがCGで記憶を遺すことに。そして南三陸町防災対策庁舎は取り壊しが決まっていたが、今、県知事や復興大臣が保存に向けた発言を始めた。震災遺構の行方は?
ナレーター:山崎岳彦
=再放送= 12月29日(日)11:00〜「BS日テレ」/12月29日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」
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