2014年3月2日(日)/30分枠  24:50〜

3・11大震災 シリーズ ひとりじゃない 震災遺児は、今

制作=ミヤギテレビ

東日本大震災の発生から3年。未曾有の大災害で、被災地では多くの子どもが親を失い「遺児」としての生活を強いられた。宮城県内だけで、遺児は1000人を超えている。石巻市の小学4年生・辺見佳祐くん(10)は、津波で両親と祖母、3歳年上の姉と一緒に暮らしていた家族全員を失った。一人になった佳祐くんを引き取ったのは仙台で一人暮らしをしていた伯母の日野玲子さん(54)。子育ての経験がない中、我が子のように愛情を注ぐ。明るく元気に毎日を過ごす佳祐くん。玲子さんはそんな姿を見るとかえって心配になる。どんな思いで日々を過ごしているのか…。時間を重ね、ゆっくりと「家族」に近づいて行く2人。2人が過ごした3年を追った。
ナレーター:玉川砂記子
=再放送= 3月9日(日)11:00〜「BS日テレ」/3月9日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2014年3月9日(日)/55分枠  24:50〜

3・11大震災 シリーズ それでも生きる 震災3年…喪失と希望

制作=テレビ岩手・ミヤギテレビ・福島中央テレビ *3局共同制作

ひとり娘は津波に奪われ、未だ行方不明のまま。宮城・山元町の大久保さん夫妻は今も帰りを待っている。復興工事が進み、捜索できる場所が無くなっていくことに心が揺れる。薄れゆく記憶、娘を思い続けることが夫婦を支えている。震災1年3か月後に夫の遺体が見つかった宮城・気仙沼の菅原文子さん。夫が営んできた酒店を再建したが、夫がいない現実、戻らぬ故郷の町の姿に悲しみがこみ上げる。福島・飯舘村で牛農家だった菅野哲男さん。原発事故で廃業し、家族は離散した。住んでいたのは放射線量が高い蕨平地区、再び戻って農業で食っていけるとは思えない。避難先の福島市に家を建てたいが仕事も金もない。震災3年、幾度も絶望と向き合い、わずかな希望を模索しながら、それでも生きている。
ナレーター:槇大輔
=再放送= 3月16日(日)11:00〜「BS日テレ」/3月16日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」
2014年3月16日(日)/30分枠  24:50〜

68年越しの卒業式

制作=日本海テレビ

太平洋戦争末期、国内有数の軍需産業都市だった広島県呉市に鳥取県鳥取市の鳥取高等家政女学校(現在の鳥取敬愛高校)から337人の女学生が学徒動員された。当時、親元から遠く離れた土地で、度重なる空襲におびえながら、日夜休みなく過酷な労働を強いられた女学生たち。その多くが卒業式に出席しておらず、卒業証書も受け取っていない。あれから68年を経た去年の10月、彼女たちの卒業式が鳥取敬愛高校で開かれた。同窓生との久しぶりの再会に涙する卒業生がいる一方で、100人以上の卒業生が音信不通、または欠席という返事だった。当時の卒業生、そして現在の生徒たち、それぞれの思いとは…戦後70年経っても傷痕は癒えない。
ナレーター:湯浅真由美
=再放送= 3月23日(日)11:00〜「BS日テレ」/3月23日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2014年3月23日(日)/30分枠  24:50〜

おしゃべりな絵 子どもの声が聞こえますか

制作=福井放送

子どもが描いた絵から心の内側を読み取り、育ちに生かす。福井県の若狭町立保育園8園で、もう30年、取り組んでいる。この保育では「絵」と「遊び」を子どもの「自己表現」ととらえている。絵から内面を読み取り、その子の力を伸ばすために遊びを充実させて、自立心や意欲を育もうという方針だ。保育士たちに絵の見方を指導するのは元美術教師の長谷光城さん(70)。絵の具の色や線の引き方などから心の奥を読んでいく。青一色で画用紙を塗りつぶした3歳の女の子。小さな塊の絵を描く5歳の男の子。絵の中に自信を持てない自分が潜んでいると言う。保育士たちは大自然の中へ連れ出してみた。すると…?子どもの気持ちに共感し、寄り添う大人たちの優しいまなざし。その中で成長していく子どもの姿を追った。
ナレーター:玉川砂記子
=再放送= 3月30日(日)11:00〜「BS日テレ」/3月30日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2014年3月30日(日)/30分枠  24:50〜

3・11大震災 シリーズ  除染廃棄物は何処へ 中間貯蔵施設に揺れる福島

制作=福島中央テレビ

道端や農地に置かれた黒や青い袋の山。詰まっているのは放射性物質に汚染された廃棄物だ。原発事故に見舞われた福島県では、いま、汚染された土や草などを取り除いて放射線量を下げる「除染」が進んでいる。一方で、除染で出た汚染廃棄物の保管に悩まされていた。この打開策として国が示したのが「中間貯蔵施設」だ。県内各地で出た汚染廃棄物を、県外で最終処分するまでの30年間、保管するための施設である。除染が進まなければ、福島は「再生」できない。そのためには、どこかが「汚染廃棄物」を受け入れるために犠牲になる必要がある。大切な「ふるさと」の土地を手放すことになるのか。翻弄される「中間貯蔵施設」の候補地になった住民たち。さまよう「汚染廃棄物」の行方を追った。
ナレーター:小山茉美
=再放送= 4月6日(日)11:00〜「BS日テレ」/4月6日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
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