2014年4月6日(日)/30分枠  25:20〜

3・11大震災 シリーズ 千年後のあなたへ 15歳…いのちの石碑

制作=ミヤギテレビ

「東日本大震災の教訓を残すために私たちに何ができるだろうか…」宮城県女川町に震災の教訓を言葉で伝えるだけでなく、形にして残そうとする中学生がいる。女川中学校の3年生だ。彼らは町内21の浜の最大津波到達地点に石碑を建てる活動を始めた。あの日、故郷を津波が襲い、家を流され大切な家族を亡くした…やがてガレキは片づけられ、町には何も無くなった…震災の記憶が消えていく。多くの命が奪われた悲しみを繰り返さないため、千年後の命を守るため“命の石碑”を残したいと強く思った。石碑を21基建てるのに必要な1千万円は、募金を呼びかけて自分たちで集めることにした。「夢だけは 壊せなかった 大震災」 1基目の石碑には生徒たちが授業で考えた俳句が刻まれている。
ナレーター:沢城みゆき
=再放送= 4月13日(日)11:00〜「BS日テレ」/4月13日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2014年4月13日(日)/30分枠  25:50〜

袴田事件 拘禁48年の果てに

制作=静岡第一テレビ

1966年、現在の静岡市清水区でみそ製造会社の専務一家4人が惨殺された。みそ会社の従業員で元プロボクサーの袴田巌(78・当時30)さんが犯人とされた、いわゆる「袴田事件」だ。その後1980年に死刑が確定したが、厳さんは無実を訴え続け、弁護団が裁判のやり直し=再審を求めてきた。そしてこの3月27日。静岡地裁は「重要な証拠が、捜査機関にねつ造された疑いがある」と指摘した上で再審開始を認めた。さらに、厳さんの釈放を認める異例の決定を下した。姉・秀子さん(81)はすぐに東京拘置所に向かい、約3年半ぶりに姉弟の面会が実現。その後、厳さんは釈放された。死刑判決確定から34年、逮捕から実に48年…拘禁48年の果てに見えてきたものはいったい何なのか?
ナレーター:松野芳子
=再放送= 4月20日(日)11:00〜「BS日テレ」/4月20日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2014年4月20日(日)/55分枠  25:20〜

マザーズ 特別養子縁組と真実告知

制作=中京テレビ

親が育てられない6歳未満の子ども達を、血縁関係のない夫婦に実子として託す制度「特別養子縁組」。予期せぬ妊娠による新生児の遺棄や、虐待を防ぐ有効な手段としてメディアに取り上げられる機会も多くなり、世間の認知は進んできた。しかし、「子どもに真実をどこまで伝えるのか」「どこまでオープンにするのか」、当事者達は頭を悩ませている。性被害によって妊娠したある女子高校生は、すでに中絶できる時期を過ぎていた。赤ちゃんを産み、特別養子縁組に委ねる決意をするが、果たして「性被害によって生まれた子を育てる夫婦がいるのだろうか…」「子どもに将来、真実を伝えられるのだろうか…」「授かった命を大切にしたい…」。究極の現場を取材した。
ナレーター:毬谷友子
=再放送= 4月27日(日)11:00〜「BS日テレ」/4月27日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」
2014年4月27日(日)/30分枠  24:50〜

3・11大震災 シリーズ ござれやナア〜エ 放射能と田植え踊り

制作=日本テレビ

原発事故から3年。今も約13万人を超える福島県民が故郷を追われたままだ。横山和佳奈さん(15)。あの日は請戸小の卒業式だった。両親や弟は無事だったが祖父母が津波にさらわれた。以来、浪江町請戸地区の自宅へは戻っていない。10歳の時から続けている田植え踊り。師匠の佐々木繁子さん(63)からは歌い手を任されている。繁子さんは一人教え子に近い郡山に移り住み、踊りの復活を呼びかけてきた。「全国に散らばった教え子が故郷との繋がりを失ってしまうのが心配…」そんな繁子さんを見守る長男の博之さん(42)。放射線管理などを行う会社に勤めている。故郷を切望する親世代と厳しい現実との狭間で苦しむ。「ござれやナア〜エ」とは、請戸地区伝承の「相馬流山」の一節。「一度ござれや 請戸の浜に」と聞く者を誘う。3世代の葛藤を通して避難者の今を見つめる。
ナレーター:小室等
=再放送= 5月4日(日)11:00〜「BS日テレ」/5月4日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
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