2015年3月1日(日)/30分枠  24:50〜

3・11大震災 シリーズ(59) 震災の棘 津波に消えたわが子

制作=ミヤギテレビ

津波で750人以上が犠牲になった宮城県名取市閖上地区。丹野祐子さん(46)は長男の公太くん(当時13)と義理の父母の家族3人を亡くした。「あの日、そばにいたのに助けられなかった。生き残ったことを後悔している」深い悲しみが震災の棘≠ニなり、今も苦しんでいる。遺族会を立ち上げた丹野さんは、犠牲となった生徒14人の慰霊碑を閖上中学校に建て、震災の語り部として活動を始めた。生き残ってしまった自分が声を上げないと息子の死が無駄になるのでは…。津波の爪跡が消え復興が進む中で、息子への思いが変わらずに語り継げるのか…。その答えを探しに沖縄へ向かう。胸のペンダントには公太くんの遺灰。震災の語り部として生きる覚悟を決めた母の思いを伝える。
ナレーター:玉川砂記子
=再放送= 3月8日(日)11:00〜「BS日テレ」/3月8日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2015年3月8日(日)/55分枠  24:50〜

3・11大震災 シリーズ(60) 2589 震災4年 あなたは、どこへ

制作=テレビ岩手、宮城テレビ放送、福島中央テレビ

「2589」…これは東日本大震災により、いまだ行方不明の方々の人数です。まもなく震災から丸4年。被災地では町の復旧が進み、人々の暮らしも変わりつつあります。その一方で愛する人が見つからず、次に踏み出せない家族たちがいます。岩手県 釜石市で自慢の娘を捜す老いた母。宮城県女川町では、潜水士の資格まで取得して凍てつく海の中、妻を捜す夫。福島県大熊町では、福島の復興か、不明の7歳の娘の捜索か、選択を迫られた父…。震災 以来、放送を続けてきたNNNドキュメント「3・11大震災シリーズ」では、岩手・宮城・福島の3つの地元局の共同制作で、「今なお多くの行方不明者がいて、愛する人を探し続ける人がいる」という被災地の今を伝えます。
ナレーター:松野芳子
=再放送= 3月15日(日)11:00〜「BS日テレ」/3月15日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」
2015年3月15日(日)/30分枠  25:20〜

息子の就活 取材します! 報道記者の父と自閉症児

制作=中京テレビ

子どものことは妻に任せて仕事に没頭。そんな報道記者がある日、重い知的障がいのある自閉症の息子の就労活動に奔走することになった。息子は特別養護学校の高等部3年生。父はのんきに考えていた。「卒業したらどこかの事業所に世話になり、自立に向けた職業訓練を受けるのだろう。」しかし、あてにしていた所が定員一杯だとわかって大慌て。妻任せから一転、息子の就労活動が始まった。そこで目の当たりにしたのは、障がい者が働くことの現実の厳しさ。事業所での作業は労働と見なされないため「最低賃金」が適用されず、朝から夕方まで作業しても、平均月1万4000円程度にしかならない。果たして息子は自立できるのか。自閉症の息子と向き合った8か月間。そこから見えてきたものとは?
ナレーター:杉山裕子、田中穂積記者
=再放送= 3月22日(日)11:00〜「BS日テレ」/3月22日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
2015年3月22日(日)/55分枠  24:50〜

シリーズ戦後70年 戦争孤児たちの遺言 地獄を生きた70年

制作=日本テレビ

「戦災孤児」―70年前、空襲の焼け野原に何万人もの子どもたちが放り出された時代があった。昭和20年3月10日の東京大空襲は、一夜にして10万人以上の市民を殺した。空襲で両親を亡くした「戦災孤児」たちは、その後、国からの援助もなく、過酷な生活を強いられた。終戦は、孤児たちにとって生きるための戦争の始まりだった。自らも孤児である金田茉莉さん(79)は一人奮起し、同じ境遇にさらされた孤児たちがその後どんな人生を送ったのか、約30年調査を続けている。番組では、金田さんの調査活動の足跡をたどりながら、戦災孤児たちの悲劇を明らかにする。戦後70年を迎える今、多くの孤児たちが重い口を開いた。あの時代の暗部を生きた孤児の言葉は、哀しみと怒りに満ちていた。
ナレーター:余貴美子
=再放送= 3月29日(日)11:00〜「BS日テレ」/3月29日(日)18:00〜CS「日テレNEWS24」
2015年3月29日(日)/30分枠  24:50〜

オウム20年 未曾有のテロ  終わりなき闘い

制作=日本テレビ

地下鉄サリン事件から20年。未曾有の無差別殺傷テロとして世界を震撼させた事件もそれを引き起こしたオウム真理教も私たちの日常生活からは遠いものとなった感がある。オウムとはいったい何だったのか。教祖だった松本智津夫死刑囚は何をしたかったのか。なぜ、医者や科学者といった優秀で純粋な若者が信者となり、犯罪に手を染めてしまったのか。そしてなぜ、警察は当時、 オウムの暴走を食い止めることができなかったのか。「イスラム国」など新たなテロの脅威が身近になりつつある今、再び日本が、テロに襲われる危険性はないのか。当時、強制捜査の最前線の現場でオウムと闘った捜査幹部、当時取材にあたった記者、松本智津夫死刑囚の娘たち。彼らの証言を元に検証する。
ナレーター:山崎岳彦
=再放送= 4月5日(日)11:00〜「BS日テレ」/4月5日(日)18:30〜CS「日テレNEWS24」
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