シュリーマン  『古代への夢を持ち続けた家』

(2004/8/25放送)


ギリシャ共和国の首都、アテネ。
賑やかな通り沿いに建つ黄色い建物は、
トロイの遺跡を発見した考古学者、シュリーマンの家です。


   
   
彼がここに越してきたのは、59歳のとき。
古の伝説に過ぎないと言われた遺跡、トロイに続いて、
ミケーネの遺跡をも発掘したシュリーマンを、
誰もが褒め称えます。


   
しかし、どんなに栄光と名声を手に入れても、
彼の心は決して満足を覚えませんでした。

窓外のエーゲ海を眺めていると蘇る、遠い記憶…。


 
幼い頃の貧しい暮らしのなか、
彼は書物から夢を育んだのです。
そこに書かれていた、古代ギリシャの都、トロイ。
いつか探してみせる、自分の手で…。


 
それは明日を照らしだす、情熱の光でもありました。
挑戦こそ、彼の人生そのものだったのです。


 
新たな古代遺跡を求め、
この家から旅立っていくシュリーマン。
いつまでも色褪せることのない夢を、
その胸に抱いて…。


シュリーマン  『古代への夢を持ち続けた家』

(2004/8/25放送)

今回の放送のBGM♪
「TIERRA VIVA」唄NANA MOUSKOURI
次回(9月1日)の『心に残る家』は
前川邸『激動の時代を見続けた家』
をお送りします。
お楽しみに。