3.テクノロジー

 こうした一連のアニメーション制作には「ソフトイマージュ」が、画像計算には「メンタルレイ」が使用された。
また、国内で最も早い時期からモーションキャプチャーなどの長編CG制作技術に取り組んできた日本テレビは、今回の映画製作でもCG専用スタジオ(Vスタジオ)を使用して、人間の動きの基礎データを取得し、これをアニメーション制作に役立てた。

キャラクターの着用する衣服の重力シミュレーションと体との衝突計算は、新たにイタリアで開発された衣服シミュレーターが使われ、髪の毛の表現には、デンマークの専用ソフトウェアが採用された。

 最終的に出来上がったCGデータは、ノンリニア編集機で画像チェックをした上でフィルムレコーダーによって35ミリフィルムになり、ドルビーデジタル方式の音響と合わせて、上映される。
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