そして挑戦の時がきた! シャツを脱ぐと、見事に鍛えられた筋肉! 成功しなければ、犯人逮捕も子犬の救出も諦めなくてはならない。ボスはすべてを鈴木に託し、そして肩を叩いた…「頼むぞ!ジャンプ刑事!」、ここにジャンプ刑事誕生! はじめての任務は前代未聞の挑戦…立ちはだかる巨大な壁、地上5m 縦1.5m 横2mの窓へと飛び込めるのか?


ポールを上に向け助走の体勢に入ると、ついに走り出した! 勇ましい姿勢で走る鈴木、ところがコース途中でいきなり失速! 壁への恐怖か? どうやらはじめての状況に自分の間合いがとれないらしい。するとボスから「周りに気をとられず、自分のタイミングで飛ぶように」とアドバイスされ、鈴木はじっくりと間合いをとる。

だが、鈴木は中々スタートの体勢に入らない。まだ集中しきれないのか? すると、鈴木は隣家に干された洗濯物に目をやった…実は、それが風の動きを知る目印だったのだ! これを「風待ち」といい、跳躍競技は風によって記録が大きく左右されるため、追い風や無風を待ってから助走を開始する。いつもの競技場とは違う住宅街、弱めだが左からの横風が吹いていた。