そして風が止んだ。どこからともなく手拍子が起こり、周囲の人々も成功を願って鈴木を後押し。これに鈴木も応え、ついに走り出した! 軽快なスピードで駆け抜け、ボックスにささったポールがしなやかに曲がり、壁スレスレで宙を舞う鈴木の体が逆さに向いた…そして美しいフィニッシュで両足から見事に飛び込んだ!


驚異の技を目の当たりにした犯人城島、愕然として硬直! 鈴木がすぐに押さえ込み凶悪事件は無事解決! 周囲の大歓声、3人の刑事もガッツポーズで喜び、子犬は無傷のまま少女のもとへと戻った。そして刑事たちが振り返ると、ジャンプ刑事の姿が見当たらない…ジャンプ刑事こと鈴木秀司は、ポールを担いだままフィールドへと帰って行ったのだった。


はじめて味わう激突への恐怖、しかし日本が誇る超人の技はその恐怖も5mの高さも見事にクリア! 結果、棒高跳びで2階の窓へ飛び込めた!