ところが、羽生PAにも店員さんの姿はなく、3つ目の栃木県「佐野SA」へと向かった。そして売店を捜索していると、赤い帽子とエプロンの店員さんが働く売り場を発見! さらに調理場の奥、同じ身なりをしたおじさんがいた! そこで城島から送られた写真と照合してみると、サングラスにうっすらと写っているだけで分かりづらいが、確かに似ている! その店員さんに声をかけてパソコンの写真を見せてみると…見かけていた! しかも城島は焼きそばを食べていたという。


今から30分前、城島はSAの片隅で確かに焼きそばを食べていた。刑事たちの推理、写真の唇についていた「青のり」までピッタリ! さらに受付を訪ねると、城島はここで「鹿沼インターチェンジ」(IC)までの時間を尋ね、電話を借りて話しながらメモをとっていた! 城島が残していったメモを見せてもらうと、そこには「1359 4649!!」と書かれているが…。犯人城島が佐野SAで残した手がかりは、数字の書かれた「メモ」と、ここから東北道で30km先の栃木県「鹿沼ICまでの時間」を尋ねたこと。


東北道をさらに北へ進む3人、数字の意味を懸命に探る。「4649!!」は「ヨロシク」と考えられるが、「1359」はいったい…。するとボスの一言、「時間じゃないか?」、そこで時刻表を開いてみると、東武日光線の時刻に「13時59分」があった! この時間に停まるのは、鹿沼ICに近い「新鹿沼駅」。城島がこの時刻に電車へ乗るとすれば、先回りで捕まえられるかもしれない。ボスの鋭い推理…だてに居眠りしているわけではなかった! ところが現在の時刻は13時30分、現地点から13時59分の新鹿沼駅には到底間に合わない。残る手段は終点「東武日光駅」へ先回りして待ち伏せるしかない! この電車の終点到着は14時26分、果たして先に着けるのか?