作業が一段落したところで、達也と清は気になる樽の中を覗いてみる。畑で採れた大根はどんなたくあんに変身しているのか? 漬物名人・三瓶孝子さんに出来栄えを見てもらうと…見た目は合格! あとは漬かり具合と味だが…。これを松岡が切り分けて試食。そこに長瀬、炭づくりを続ける太一も駆けつけ全員その味を絶賛! 疲れを癒す糠漬の香りに包まれ、DASH村の日は落ちていった。


翌日は春を感じさせる陽射しに、深い雪が解けはじめた。DASH村にすっかり馴染んだ柴犬の北登、活発さはよりパワフルさを増し、深い雪の中も颯爽と駆け回る。ところがその北登に大きな問題が発生! 新たな住人となって3ヶ月、にわかに起こった騒動は思わぬ波紋を広げようとしていた。


そもそも日本犬には「柴犬」、猟犬として知られる「紀州犬」、ハチ公でおなじみ「秋田県」、記憶力の良い「甲斐犬」、寒さに強い「北海道犬」、土佐犬の元となった「四国犬」の6種類あり、純血のものはすべて天然記念物に指定されている。いずれも飼い主には忠実だが、他人にはなつかないのが特徴。それがより顕著な柴犬は強い警戒心から他の者に吠えるため、番犬に適しているとされる。ところが北登は吠えないうえ、他の者には大して興味を示さず気ままに遊びまわる。柴犬特有の敏捷性は見られるが、番犬に適した節はない。しかも、気になるものを見つけるとくわえて引っ張る。土の中であろうが平気で顔を突っ込むため、顔はいつも泥だらけ! そんな北登に手を焼くのが八木橋、いつもは穏やかな八木橋だが、北登の暴れっぷりに時として怒りの角を向けることも。やんちゃすぎる北登、さらに村を騒がせる問題行動があった…。