休憩する城島、そこへまたしても北登の問題行動が起こった。城島が北登の頭を撫でていると、北登がジャンバーの袖に噛みついた! 城島がなだめても引っ張ったまま放そうとしない。このところ誰彼構わずエスカレートする北登の噛みグセ、一番身近で一応の主人にあたる清にさえ噛みつく有様。これに怯む清はいつも手を握って接するが、ボールなどを追う犬の習性からか、北登はいつも握って丸くなった手をめがけて飛びつく。それを分かっていながらも清は断固として指を開こうとしない。そこで自らも犬を飼っている達也がコミュニケーションのしかたをアドバイス。すると北登はすぐになついた! 唖然とする清、うまくコミュニケーションはとれるのか?


もともと主人には忠実な柴犬だが、主人と思っていない者に接近されることで噛みぐせが出ていた。つまり、「自分は清より上だ!」という意識があるのだ。北登をなだめる清、いきなり吠えられその場で腰を抜かした! 北登の上に立たなければ噛むくせも吠えるくせも治らない。


やがて日が傾き、干していた和紙が出来上がりを迎える頃。長瀬が杉和紙を剥がしてみると、色も程良く、しなやかな感触に手作りの喜びをかみ締める。とその時、1枚の紙を落としてしまった…。ともあれ、合計60枚の杉和紙が完成! そして白菜和紙も乾燥を終え、破れぬよう達也は慎重に剥がす。脆くはあるが、合計12枚出来上がった! 両者の紙を比較してみると、杉の木の皮で作った杉和紙は茶色くしなやかできめ細かい。一方、白菜和紙は緑がかった焼き海苔のような出来…。