そこで、「高知県立紙産業技術センター」で紙としての出来具合をテストして頂いた。技師の遠藤泰範さんによると、杉和紙は他の障子紙と比較しても、遜色のない結果が出たという。つまり、上等な出来だった!
いよいよ手作り和紙による障子貼り! まずは障子の骨組みを磨いてノリを塗りつける。すると格子の壊れた箇所を見つけボンドをつけてみるが、くっつくまで時間がかかりそう…。すると遠藤さんがヒモで固定してくれた。そして杉和紙の長瀬、和紙を障子の外枠に沿って貼り合わせ、格子の部分を撫でるようにしてくっつける。
一方、白菜和紙の達也と清、障子に紙を合わせてみるが、サイズが合わず隙間だらけ…。そこへ達也が見かけたのは、縁をきれいに切り揃えた長瀬の杉和紙。そこで達也も縁に定規を合わせカッターで揃えようとするが、うまく切れず必要な部分にまで切れ目が入ってしまった! 白菜和紙の悲劇は続く…。それでも、貼り付け作業に入るとまずまずの貼りっぷり。