そして、大量のイナゴを捕まえた男達。一際多く獲ったのが明雄さんだった。皆が捕まえたイナゴを集めた明雄さん。
「これで幸せにしてやるからなあ」
とだけ言って、家路についた明雄さん。もしや、イナゴを育てるのか?
太一「親切な人だよね・・・」

やがて、里山の色もすっかり変わってきた10月。
ついに稲刈りの日がやってきた。
「よっしゃー!それでは刈りましょう!!」
達也の掛け声の下、男達の稲刈りが始まった。
城島「穂に米がいっぱいついてるわー」
松岡「一つの穂が重いもんね」

「おーい!!手伝いに来たよー!」
振り返ると、金光さん、留美さんたちも稲刈りの手伝いにと駆けつけてくれた。
城島「今年も宜しくお願いします!」
尚も稲刈り作業は続く。すると、
清「いた!痛い、痛い!」
またもカマキリに噛まれる清。しかし、この秋はカマキリが働いてくれたおかげで大収穫に繋がった。ここは、噛まれてもカマキリに感謝する清。

太一「金光さん、今年の出来具合はどう?」
金光さん「上出来だよ!」

刈り入れた稲はハセにかけて、一週間太陽の光を浴びせて乾燥させる。

そして、脱穀。
「ガランガランガラン・・・」という音が今年もDASH村に響き渡る。

脱穀した米は「木ずるす」でモミを取り去る。ここで出来上がったものが玄米。
さらに次は水車の出番。
水車小屋の臼に入れた玄米を木の棒で突いて白米にする。
その棒で突くのは水力。

達也「これ、去年は手で突いていたんだよね」
一升瓶に玄米を入れ、白くなるまで玄米を突いていたあの苦労も、
水車のおかげで無くなった。
改めて水車の有り難味を感じる達也。

そして3時間後。
松岡「ちゃんと米と糠に分かれてるね。去年に比べて随分楽になったよ」
DASH村が着実に発展していることを身にしみて感じる松岡。