そして、長瀬は小麦味噌に酒と砂糖を加え混ぜる。 長瀬「俺は味を見ながら作ることはしないね」 と、すべて目分量の長瀬。 城島「とりあえず作ってからかい・・・」
さらに、ほうれん草を茹でて裏ごししたものを、味付けした味噌に加える。 ここまで味見もせず、すべて目分量。 その味を確認するのはキュウリを手に持った清。味噌をつけ、一口。 果たして味の方は?
清「麹の味が・・・おいしいです」
苦笑いする長瀬。 長瀬「へー。普通においしいって言えばいいじゃん。余計なこと言わずにさ」 清「いや、あのー・・・私は好きですね」 長瀬「いや、その『私』とか言わなくてもさー・・・」 どうも奥深い味になっているようだ。
一方、達也はサツマイモを蒸かしてつぶしたものに味噌を加える。 これを丸めてさらにせいろで蒸かしてイモ団子を作る。 それから、おにぎりを握り米味噌をつけて炭火で焼く。
その頃、鍋を担当している城島。味の方を確認。 城島「うんまいな、これ」 その中に、適度に焼いた餅も煮込み、雑煮風に仕上げる。
オリジナル味付け味噌に一段楽した長瀬は次の準備。 皮を剥いた里芋とナスを油で揚げる。 これらをさっと揚げて小麦味噌を塗り、さらに炭火で焼いて味噌田楽に。 味噌が焼けて香ばしさが増す古民家の中。
こうして一年余りかけて作り上げてきた味噌を使った、 男達の食卓はようやく完成。