いつも八木橋一家の一番後ろをついていくような存在だったつばさ。
遅ればせながらも、兄に立ち向かおうとたくましく育っていった。
氷や雪、そして村に実る作物など、初めて見るものには興味が絶えなかった
つばさは、もういない。

明雄さんに手伝って頂き、つばさのお墓を里山につくる清。
城島や達也らも、つばさの墓前に手を合わせる。

様々な出来事を乗り越え、時は止まることなく進み続けるDASH村。
命は巡り、また春が来る。

城島「マサヨのためなら〜えんやーとっと〜」
鼻歌まじりに、八木橋小屋に藁でしっかり囲んで、
隙間風を通さぬよう防寒対策をする城島。
城島「これなら全然あったかいでー」
春近しとはいえ、残る寒さは新しい命を授かったマサヨには大敵。


その甲斐あって、マサヨのお腹は日に日に大きくなっていった。
城島「つばさの生まれ変わりかも知れんなー」

男達の村役場復旧作業の方も続いていた。
そして、清の口からどうしても話しておかねばならないことを、
城島と達也に打ち明けた。

清「村を退こうかと・・・勝手で申し訳ございません」
言葉を詰まらせる城島と達也。3人の沈黙は続く。