そして、翌朝。
長瀬「うおっ!!すげえ!!」
寝かせたおかゆは黄色に変色。

明雄さん「これを絞らなきゃダメなんだな」
と、もち米と水を分離するため、水気を絞る作業に取り掛かる二人。
こうして搾り取った液体をかまどで炊けば完成!


長瀬「どれくらい煮れば食べられるの?」
明雄さん「最低でも7時間ってところかな」
長瀬「7時間!? 大変だなあ・・・」
伝統の味の奥深さを知る長瀬。

そして、待つこと7時間。
グツグツと煮続けた鍋の中は、
トロミがついたあめが甘い匂いを醸し出していた。
長瀬「おいしそう」
茶色になったところで、かまどから外し水で冷まして完成!!

早速、出来栄えを明雄さんがチェック。
明雄さん「あっつ!あっつ!!」
まだ、熱が冷めていなかったようだ。

もう少し冷ましてから、再試食。
長瀬「おお!甘い!!」
砂糖など甘味料を全く混ぜていないのに、この甘さ。
これが昔ながらの甘味食「麦あめ」。

箸に絡ませるようにつけて保原も試食。
すぐに固まってしまうため、急いで食べようとする明雄さん。
長瀬「もっとおいしそうに食べてよ、明雄さん」
明雄さん「でも、これ食うの容易でねえんだ」
のびるあめに四苦八苦の明雄さん。
しかし、その苦労も甘い味に忘れてしまう男達であった。