一方、こちらは船上の旅を堪能中の達也と太一。
そのときすれ違ったのは遊覧船「やまぶき号」。
本来ならばこの船が大牧温泉への唯一の交通手段となる。
そして見えてきた白い建物。
達也「あれだぁ!」
そうこの大牧温泉、水面に張り出して作られたその建物は山々の自然を間近で感じることのできるお宿。
船を下り、さっそく露天風呂に向かう。と、露天風呂初参戦の太一、なにをするにもいちいち、ウルサイ。
国分「あぁぁ!!」
服を脱ぐにも大騒ぎ。それもそのはず、雪に囲まれた北陸の地のこの日の気温は約3度。こんな日は、お湯もさらに熱く感じるもの。
しかしそこは露天風呂歴戦のベテラン達也。桶で自ら湯をかぶり、露天風呂へと入る。


初の露天風呂に感動しきりの太一。そしてようやく一つ目の露天風呂をゲット!
最初から風流な雪見風呂となった北陸ルート。しかし!
山口「さっ、行こっ!」
国分「えっ!?はやくない?」
ベテラン曰く、「一汗かく前に上がるのがいい」とのこと。

初露天風呂を上がった二人は太一持参のガイドブックで次なる露天を探す。すると、
国分「どうしても行きたいところがあるんだよね」
と、太一ニンマリ。 いったいどんなものなのか?達也にはその場所を明かさぬまま、クルマを出発させる。


こちら九州ルート城島は、月廻り温泉館の方に聞いた日奈久温泉、金波楼へ着いていた。
この金波楼は明治43年創業のままの姿を残した古風なたたずまい。
さっそくその露天風呂へ。すると、その湯船にはなにやら怪しいものが浮かんでいる。
城島「なんやのコレ?」
と怪しみながらも入浴。すると、目の前には小さな先客がいらっしゃった。
城島「これなんていうの?」
子供「ばんぺいゆ!」
この晩白柚とは、大きなものでは人の顔ほどにもなるという柑橘のフルーツ。
これと、もう一つ夏みかんを浮かべたのが、ここ金波楼の晩白柚風呂。
さわやかな香りに包まれる落ち着きの露天風呂だが、普段はこの晩白柚、内湯にのみ浮かべているるもの。