2人を乗せだん吉は海沿いの町の中を走っていく。
見えてくる先を示す案内板には“新奥の細道の文字”。
すると気付く太一。
太一「本当に細道だ・・・」
先を見ると本当に細い道が続いている。
その道をゆっくりと進んでいくと川沿いに出た。
川には一本の赤い“腰丈橋”が架かっている。
その姿は趣のある細道にふさわしいものであった。


この橋のたもとにも、芭蕉が立ち寄った印である一句が詠まれた看板が立っていた。
“腰長や 鶴脛ぬれて 海涼”
これに刺激を受けた太一は日本海の荒波に向けて一句詠み上げる。
太一「だん吉と 必ず行くぞ 太平洋」
キレイに決まったところで、だん吉に乗り込み日本海沿いを進んでいく。


快調に進む車内では、太一と長瀬の反省会が行われていた。
太一「もっと考えなきゃダメだね!」
長瀬「真剣に考えていいですか?」
どうやら、先ほど2人が作った俳句に対してまだまだ納得がいっていない様子。指を折りながら、5・7・5を考える長瀬。