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心地よい風に、菜の花踊る5月の半ば。気温は24度と暖かくなってきた。
しかしビニールハウスの中はさらに暖かかった。城島・達也もびっくりの32度。
定植した苗も順調に生長し、どうやら温度を保ってくれるビニールハウスを作ったのは正解だったようだ。
達也「明雄さん、もういいんじゃない?摘心。」
「摘心」とは伸びている茎の先端を止めること。
「モナミレッド」の場合、子ヅルを伸ばして、2本仕立てにして栽培するのが主流。
これによって1株で2個の実をならすことができるのだ。 |
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伸びた親ヅルをハサミで切っていく達也、だがその顔は少し心配そう・・・。
バッサリ切ってしまう親ヅル。ちょぴりもったいないような気もするが、メロンを育てるために大事なことなのだ。
城島「あっ!わぁ!!メロンの匂いした!!」
切った親ヅルの先を鼻に近付けてみると、ほんのりメロンの匂い?それを聞いた達也も試してみるが・・・。
達也「キュウリじゃん・・・」
メロンの甘い匂いに出会えるのは、もう少し先になりそうだ。 |
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甘くおいしいメロンを目指して、次は水やりに一工夫。
竹にキリで穴をあけて作った「竹筒」を株と株の間に刺していく。
竹に注いだ水がゆっくりと根元を湿らせてくれ、土壌が硬くなってしまうのを防いでくれる。水を与えすぎても、与えなくてもうまく育ってくれないメロン栽培に適した水やりの方法だった。また、メロンは水の調節で味も網目も決まってしまうので、成長の節目に適した水やりを心がけなければならない。 |
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