さらに案内された先に待っていたその香りを放つものとは、
達也「うぉ〜!まさに鰹節ですよね!」
カツオの水揚げで有名な宇佐が発祥を誇るこの土佐節は、
江戸の昔から培われてきた伝統の鰹節。
この土佐節も気になるところだが、肝心の戻り鰹はあるのだろうか?
しかしそれも心配無用のこと。
ここ竹内商店さんでは、新鮮なカツオを土佐節の原料としているため、
今朝揚がったばかりの戻り鰹もちゃんと用意している。
達也「うっわ!重いよ!」
直接持ってみると伝わるパンパンに詰まった身の重さ。
これならば、目指す料理のメインディッシュに相応しそうだ。

そしてさらに竹内さんに案内してもらったのは、土佐節の焙乾行程1日目のカツオ。
達也「すげぇ!!」
煙でいぶしながら乾燥させることで熟成させていくカツオの旨み。
だが、じつはこの時点で味わってもまた違った味を知ることができるのだという。
まだ柔らかいその身を削っていただくと、
達也「うわぁっ、ウマイわ・・・!」
鰹節の製造過程ならではのこの味は、まさにここでしか味わえないもの。
その味をかみ締めこのカツオを料理にどう生かすか考える松浦さん、
そして生の戻り鰹と土佐節を手に入れた達也は、
さらに続いての食材へ向けて出発した。

そのころ北海道の川辺でサケ釣りにはげむ長瀬と星澤さんは。
長瀬「釣れないっスねぇ・・・」
と、そのとき!長瀬のウキが水中に姿を消した!
長瀬「うわっ!きたきたきた!!」
ねばった海の男、ようやく1尾をゲット!かと思われたが、
長瀬「ちっちぇ〜」
長瀬が釣り上げたのは、20cmほどのウグイ。
食べられないものではないが、一応こちらもキープということで。
長瀬「これはこれでウマそうじゃない?」