そして11月。再び大間のマグロを釣りにやって来た長瀬。
マグロ漁のシーズンも終盤を迎え、上がる本数も確実に少なくなってきている。しかし、諦める訳にはいかない。
つれたか丸を船団につける長瀬に御厩敷さんはあるものを見せる。
御厩敷「今日は秘密兵器、サンマを使いますんで」
そう言って、御厩敷さんがボックスからサンマを取り出す。
この時期、津軽海峡にはサンマが入ってきてるという。
そのサンマをエサにマグロを釣り上げようという考えだ。
長瀬「きてくれよ!」
仕掛けを海へと流す長瀬。果たして、来るか?

すると、大間の海を飛び跳ねる巨大な魚。
またしても長瀬の目の前マグロが姿を現した。
長瀬「すげー跳ねてる!」
マグロはまるで長瀬を挑発するかのように、何度も飛び跳ねて見せる。
前回のような失敗はしたくない。長瀬は慎重にマグロの動きを読み、目指す方向を決め、舵をとった。 果たして、向かう先にマグロは来るのか?

アタリが来るのをただひたすら待ち構える長瀬。
一向にアタリが来ないテグスをじっと見つめていると、
御厩敷さん「替えようか?」
何かを感じた御厩敷さんが1度仕掛けをチェックすることをもちかける。
テグスを手繰り寄せる御厩敷さん。すると、
御厩敷さん「付いてないよ!」
仕掛けたはずのサンマは頭だけになっていた。
長瀬「あーっ!くやしぃー!」
マグロはすぐそこまで来ていた。
しかしこの日はもう、マグロはその姿を現すことは無かった・・・。