野ウサギとは別に、他にも雪山に足跡を残していった動物がいました。
雪にクッキリと残っていたのは、長さ4〜5cmの楕円形の足跡。
明雄さん「キツネか、テンかな?」
もし肉食動物の「キツネ」や「テン」の足跡ならば、草食動物の「野ウサギ」を狙って里山に現れたのかもしれない。
達也と太一は、野ウサギの足跡や糞が多く見つかった地点にカメラを設置して、動物の生態を観察することに。一体、里山の動物たちはどんな暮らしをしているのだろう。

観察を始めて2日目の晩だった。
雪原の上を動き回る小さな光は、暗闇を見据えている野生の眼。
しばらくすると、ぴょんぴょん雪の上を跳ね始めたのは野ウサギ。
積もった雪の影から、ひょっこり姿を現してくれたのだった。
しかし、動物を観察することができたのは、これっきり。
もっと動物の様子を見てみたかったのだが・・・。
国分「ふらふらっと、出てこないかなぁ」
残念がっていたのは太一だが、真冬の里山探索で雪から様々なことを学ぶことができたので良しとしよう。

そして、その日の午後。
雪が再び降り始めたDASH村。明雄さんが大好きだった「竹スキー」。
手軽に作れて何回でも遊べるため、明雄さんは得意だったらしい。
そんな竹スキーづくり一番のポイントは、スキー板の先端をうまく作ること。
明雄さん「これで、あぶってさ」
板の先端が雪に刺さると勢いが止まってしまうため、竹を炭火で熱して曲げていく。名人・明雄さんに教わりながら、達也も太一も何とか「竹スキー」を完成させた。