長崎市街に入ると、まず目についたのが「出島」の文字。
「出島」とは、江戸幕府が築いた鎖国時代唯一の貿易地。
教科書の図と比べて、今ではビルが並ぶオフィス街になっている。
城島「あ〜見たことあるわ、教科書で」
しかし、懐かしんでばかりもいられない。
長崎市は、市街地の7割が斜面にあたる「坂の街」。
気候による悪条件に加え、長崎特有の坂道で、
気がつくとだん吉は一気にパワーを消費していた。

長崎市街を走っていると、だん吉は中華街に差し掛かった。
ここは日本の三大中華街の1つで、たくさんの中華料理屋が軒を連ねていた。
ちょうど店先で売っていた長崎名物「角煮饅頭」をドライブスルー形式で購入し、ホカホカを冷めないうちに食べてみる。
城島「アツアツアツ・・・・ハフハヒハフ・・・うまぁー!!」
お手軽で腹も膨れるジューシーな角煮饅頭。だが長崎にはもう1つ忘れてはならない名物が・・・。せっかくなので2人は「ちゃんぽん」の製麺作業を見学させていただくことにした。

「ちゃんぽん」「皿うどん」は、明治時代末期に日中混合庶民の味として長崎が生み出した名物料理。御主人に教えてもらいながら、城島が製麺を手伝い、松岡が麺を茹でて、ちゃんぽんの「麺」が完成した。
ここまで製麺にのめり込んだら本場の味を楽しみたくなるもの。
2人はできあがった麺で作った「長崎ちゃんぽん」をいただくことにした。
松岡「あぁ〜いい、やっぱ違うわぁっ」
冷えていた体も温まり、2人は再びだん吉と共に走り始める。