さらに数日。 畑には明らかな異変が起きていた。
山口「この芽が出てたやつだ!!」
城島「ええ〜!!」

他になんの芽も出ていない畑のなかに突如そびえるように立つその芽は、
見事に花を咲かせていたのだった。

4年目以降には花を咲かせることもあるというこんにゃく。
だが、花が咲いてしまうとその養分が芋ではなく花に使われてしまうため、
こんにゃくとしてはいいものが育たない。
明雄さん「失敗だこりゃっ!」
さらに、花粉を媒介するハエを呼ぶために異臭を放っている
なかなかのクセモノであった。

しかしその横にはすでに他の芋から芽吹いた芽が顔を出していた。
国分「第2号だ!これはうまくいくな」
そう確信した芽吹きから2ヶ月。
予想通りの生長を見せるこんにゃくは、高さ70cmまでになり、
枯れさせるために撒いた大麦も、立派に育った。だが、
山口「あれ?ここだけ大麦がない・・・?」