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工場ではリズムよく、素早く、卵を割る工場長。
片手で握ったゴルフボールに卵をぶつけ、次々と卵を割っていく。
その卵を溶いて材料と混ぜ、生地を作ると、いよいよ「焼き」へ。
底にザラメ糖を入れるのが特徴の長崎カステラ。
達也と太一はまんべんなくザラメ糖を敷くと、そこにゆっくりと生地を流し込んだ。それを釜に入れ、表面のわずかに固まったわずか5分後。
釜から出して次の工程。ヘラを使って生地をかき混ぜる、「泡きり」と呼ばれる工程は、カステラをふっくらと焼き上げるためには、とても重要。
焼きあげるのまでに2回。まずは工場長に指導を受けつつ、
その手さばきを拝見させて頂いた。
山口「マジシャンですか?」
霧吹きとヘラを巧みに操る工場長の手さばきと、
その独特なしゃべり口調から、思わず達也、カステラとは関係ない質問。
でもどうやらこの「泡きり」、時間との勝負になりそうだと確信した達也は、
工場長にさりげないプレッシャーを与えられながら、泡きりに挑む。 |
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ブザーとともに釜から出されたカステラの泡きりに挑む、達也と太一。
時間との勝負。しかし、焼き上がりが左右されるこの作業に、
慎重になってしまった達也は、あえなく途中で時間切れ。
一方で太一はというと、焦り過ぎて、生地をこぼしてしまう有り様。
山口「わけがわかんないよ・・・」
国分「やばいよぉ」
カステラ作りの難しさを知った2人だったが、その焼きあがりはいかなる物と成るのか? |
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釜から出てきたカステラは成功したかのように思えたが、
その焼きあがりは、やはり工場長のものと比べてしまうと一目瞭然。
なかなか売り物にはならないらしいが、とにかくその味を確かめてみることに。
本来カステラは、焼き立てよりも一晩置いて、
身のしまったほうが美味しいとのこと。
確かに焼きたてのほうは目が粗く、その食感も変わってしまうらしいが、
初めて作ったカステラは、2人にとって十分に満足いける味となりました。
そして自分たちで焼いたカステラをお土産に頂き、カステラ工場、
そして養鶏場を後にした達也と太一は、だん吉と共に、再び島原半島をひた走る。 |
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