昨年よりも1ヵ月早い棚上げ作業。百成は1ヵ月で倍近くの生長。筑波一も負けじといい生長。大きな葉は数倍に増え、順調な生長の証、白い花も咲き、そして、雌花の下には、大きな期待を背負って小さな実がなっていた。
暑い日射しを沢山浴びて育つひょうたん。これからは実が大きくなる成長期に入っていく。
3度目の瓢箪づくりは順調にいくはずだった。


しかし、1週間経っても大きくならない実。
山口「切っちゃうよ、これ」
大きくならない原因は、見た目では分からない受粉の具合。ここ数日の雨で、里山の虫たちの姿は見られなかった。
そこで翌日、人工受粉を行なった。早く実が生長すればその分、皮が堅くなる成熟期間もたっぷりとれるはず。その為には人工受粉もやむを得なかった。

受粉後、晴天が続き、ひょうたんの実は大きく変化した。
受粉を終えた実は着実に育ち始め、1週間で驚く程の大きさになった。
その大きさ、4cmの実から百成は13cmに。筑波一はやや細みではあるが15cmに生長。
他にもひょうたんの小さな実はあれど、ここは摘果して、栄養を残った実に集めることに。そうすれば皮も厚く丈夫になると考えた。