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しかし、まだまだ水分量が足りなかったのか、流しいれるはずがボテボテと塊が落ちてゆくようになってしまった。
そこで今度は水を多めに混ぜて再チャレンジ!
すると、その生地はスルスルっと糸状になり沸騰した鍋の中へ。そして鍋に入るとすぐ形が決まり、まさに春雨らしくなってきたのだった。
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形が固定化した春雨は、澱粉が再び溶け出さないようにすぐに氷水に浸け、さらに春雨どうしがくっつくのを防ぐため、澱粉の沈殿で残った上澄み水に浸けてゆく。
上澄み水から出てきたその姿は、ようやく間違うことなき春雨の姿!
しかし、この状態ではまだ食べることはできないという。ここからもっとも重要な凍らせる作業が待っていた。
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じつはこのできたての春雨、まだ澱粉質が生き生きしているため柔らかい状態。この状態にいわゆる“コシ”を与えるには、急激に凍らせて澱粉を老化させなければならない。
そこで村では、この時期の寒さを利用して外で春雨を干すことに。
マイナス6度の気温にさらされた春雨は一気に凍りつき、その色は透明度が増してきた様子。
この作業も済み、切れないよう丁寧に水でほぐしたら豆から作った春雨がようやく完成となる。
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