その後、窯内が消火しない程度に空気口を設け、少しずつ温度を蓄熱させていく。
深夜0時をまわり、さらに色濃く黄色味を帯び始めた煙。
完全に着火し、温度がじわじわ上がり始めている。
次のステップへ。
焚き口の空気口もほぼ密閉し、窯は炭化状態へ。
この黄肌煙がどう変わっていくのか?

翌朝、確認が難しいがほぼ無色の煙が立ち上がっていた。
そして、ここからが白炭づくりの肝「練らし」という作業。
焚き口を少しづつ開けていき、空気を送り込むことで炭化を促しながら次第に窯内の温度をあげていく。ただしここで注意することは、一気に空気を入れすぎないこと!
入れすぎてしまうと、温度が急激にあがり炭自体も燃えてなくなってしまう恐れが・・・
中の状態をみてみると?

形状は残っている様子。
空気口をあけ温度をあげていく。
太一「あつい!!!」
推定およそ700℃に達している窯から熱気が込み上げてくる!
今までの炭焼きでは見られなかった炎が・・・
ここから一気に温度を上げていく作業に。
消灰を用いて炭木に投げつける。
こうすることで、窯に風を送り込み1000℃越えを目指す。