太一が目指した待望の黄金色。
これで、ようやく窯の温度は目標に達したが休んでいる暇はない!
高温のうちに灰をかぶせ、すばやくシメることで、より堅く良質の白炭になる。
形を崩さず、かつ手早くかき出しモノを見定め、素早く鎮火。
何とか一窯分の鎮火は終了。
釜が冷めないうちに、次の材料を入れていく。

「立て又」と呼ばれる専用のY字棒で立てかけていく。こうして白炭は焼き続けていくもの。余熱が残った窯は熱い!だが熱がってはいられない!素早くやらねば。
何度か挫けそうになるものの、無事に次の木入れと鎮火を完了した。

さっそく白炭の出来を見てみることに。
気になるは、その堅さだが!?音で確かめてみると
「キンキン!」
と甲高い納得の金属音。さらに断面はしっかりと黒く高温で焼けた様子。