そんな中、こちらは刈り取られた秋の実り。それは長年悩まされてきた、いもち病に打ち勝つため、2年がかりで取り組んだ新品種、「新男米」。
今年は去年、実った数百粒をどれだけ増やせるかが鍵となるが。
果たして無事に新品種は育つことができるのか?

取り掛かったのは4月中旬。去年とれた、わずかな種もみを「塩水選」という方法で選別する。
塩水に浸すことで重い種もみだけが沈み、より良質のものを選別することができる。
そして、塩水で選別した種もみを1粒ずつ丁寧に蒔いていく。細かい作業となるが、こうすることで根がしっかりとし、丈夫な苗に育つことが出来る。
最後にふるいにかけた赤土で覆い、終了。
達也「どのくらいでるのかなぁ」

4月下旬、男米から遅れて新男米も待望の発芽が見られた。
そして春を迎えた5月上旬。男米の方は15センチほどになり、田植えができるまでに生長していた。
一方、こちらは新男米。背丈がやや低く心配されたが、男米の倍以上の新根を伸ばしている様子が伺えた。
城島「すごい根、張ってるやん!」
そして、苗も充分に育った様子なので、エムティも加わり男米とともに待望の田植え。
無事に生長することを期待し、1つずつ丁寧に植えていく。