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7月上旬、出穂に向けて「中干し」という作業を行うことに。
「中干し」はあえて水を抜き根に酸素を吸わせることで、根元に養分を蓄えさせる。
夏の時期、あまり干し過ぎると苗を危険にさらす恐れもあるため、慎重に水を抜く。 |
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達也「1本が太いわぁ」
8月上旬、中干しのおかげで新男米は順調に大きく生長していた。
中干しは充分な様子なので、次に田んぼに水を入れ、出穂を迎える。
ほぼ一斉に出揃ったかに見えたが、一部の穂だけ生長が著しいものが見られる。
改良してまだ1年目という不安も抱きながら、念のため目印をつけ、様子を見ることにした。 |
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8月下旬、長雨に見舞われる村。稲穂の方は大丈夫かと確認してみると、恐れていた、いもち病の症状が。
このままでは、無事に刈り入れを迎えられない!
そこで応急処置として、木酢液を稲穂にまんべんなくかけていく。
太一「いもち病も引き継いでしまったかも知れないね」
生長が著しかった目印をつけた一部の新男米も、いもち病にやられていた。これ以上、浸透しないように、そこの部分だけ刈り取っていく。 |
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