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バナナの葉でしっかりと実を包み、水をつけて火の中へ入れ、そこに土をかぶせる。
蒸し状態で30分が経ち、恐る恐る開けてみると、質感が変わっていた。
皮をむくと、
「バナナだ」
パサパサの実が、蒸した事でしっとりとした見た目に。
そして食すと、「ジャガイモだ」
バナナとは全然違う、粘りのあるジャガイモのような味と食感。
その理由は、バナナは肥大と共にデンプンをため込み、成熟するに従って分解され、糖へと変化し甘いバナナになるため。
「甘いバナナも早く食べたいよね」
と、バナナへの思いも強まる。 |
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そして9月上旬。
日中とは変わり冷え込む夜に、暖房システムを稼働する夜も。
「いつ色つくんだろうね」
色づきを心待ちにする中、突然事件が。 |
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南国ハウスの地面に横たわるバナナ。
原因は20キロ近いのバナナの重みに耐えきれなかったこと。
傷んでしまう前にハウスの中心に吊り下げ、追熟させることに。 |
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