達也「蒸気を使った野菜?本当にあるのか?」
こちらは、温泉の蒸気を使って作る野菜を求めて熊本県の小国町にやって来た達也。
すると、前方に。
達也「何ここ?ここの方が地獄っぽい!」
地面の至る所からもうもうと噴き出る蒸気に驚く達也。さらに目の前にはボコボコと音を立てながら湧きだす黒く濁った源泉が!
達也「これだよ、俺らの知ってる地獄は!」

小国町にある岳の湯温泉は、町の至る所から蒸気が噴き出しており、その蒸気熱で、地面の温度が高くなっているという特徴を持つ。
これは変わった名物に出会えるに違いないと、辺りを探索していると、温泉の蒸気を使った天然の調理『地獄蒸し』で芋を蒸かしている方が。
達也「この蒸気で野菜育てたりしますか?」
地元の方「蒸気が無いと育たない野菜があります」

近くにその野菜を作っている農家の方がいるということで案内してもらう。
地元の方「この家です」
達也「すげー、家の壁から蒸気が出てるよ!」

岳の湯温泉ならではの光景に目を奪われる達也。蒸気をくぐり抜けて、石松セツ子さんの畑へ。

達也「これですか?色が濃いな」
石松さん「黒菜っていいます」

黒菜とは、元は小松菜から分化したものとされ、蒸気で地面が温まった岳の湯地区でしか作れない岳の湯温泉の名物だそう。
早速、その貴重な名物を収穫されてもらい、採りたてを一口。そのお味は?
達也「ちょっと苦いけど、甘い」