まず、雲の種となる線香の煙を丸底フラスコの中へ入れる。次に、フラスコの口を密閉し注射器を使ってフラスコ内の空気を抜くと…
城島「おっ!」
透明だったフラスコの内部が瞬く間に曇り、雲が発生した。
達也「これが雲なんですか?」
先生によると、注射器でフラスコの空気を引き抜くことにより、空気の温度が下がり、フラスコ内の水蒸気が水滴となり雲が出来るのだという。
河野先生「今度の試験に出そうかと思ってます」
達也「チェックしときます」

余談はさておき、大きさこそ違うが、実験に用いられていたフラスコと謎の道具の形状はかなり似ている。
やはり、理科の実験に使われていた道具なのか?早速、河野先生を謎の道具部屋へとご案内!

城島「これなんですけど」
まじまじと謎の道具を見つめる河野先生。
河野先生「なんだろう?」
確かに漏斗状の口や球状の底は実験器具に似てはいるが、正体は分からないとのこと。
ここで、専門家ならではの貴重なご意見。
河野先生「普通の家庭で使ってたのかなぁ」
謎の道具はガラスが薄く耐熱性が無い事から、理科の実験で使われていたものではなく、一般家庭で使われていた可能性が高いという。
気持ちを切り替え、昭和30年代の道具を知っていそうな人を探して街に繰り出す二人。
達也「あの人の所行くしかないな」
達也の心当たりは、以前もお世話になったあの人。

達也「お母さん、また来たよ」
二人が訪れたのは、前回、カモメホーム洗濯機の正体を突き止める際にお世話になった「かなや刷子」に勤める伊藤さん。
城島「お元気そうで」
達也「またちょっと分からない物があって」

すると、
伊藤さん「あらやだ、また年寄りの出番?」
冗談交じりで、快く引き受けてもらい謎の部屋へとお連れする。前回は惜しくも答える事が出来なかったが、果たして!?