すると、道具の中央部分につい最近見かけたある構造。
達也「この歯車、この前作ったのと同じだわ」
それは、シゲコプターを作った際に作った傘歯車を使用したディファレンシャル・ギアと構造だった。
達也「江戸時代のシゲコプターじゃん」
シゲコプターでは、2枚のプロペラを逆方向に回す為に使用したが、これも逆方向の回転を生み出す道具なのか?

重要な手掛かりを手にし、早速、車輪を回転させてみる。
達也「でも、上が回ってないな」
シゲコプターと同じ構造ならば、ギアの上部に取り付けられている人形が回転するはずだが、一向に動く気配が無い。それどころか、
達也「ずーっと、指さしてんだよね」
どんなに方向を変えても、一定の方向を指さすばかり。
この仕組みを自動車に使われているディファレンシャル・ギアと同じものであると予想した達也。早速、自動車の整備工場へと向かう!

訪れたのは、かっぱ橋通り近くの「中村モータース」。時代劇を良く見るという店主の中村さんにお話を聞く。
達也「車に良く使うギアですか?」
中村さん「これがなくては走らない」

達也の予想的中で、これは期待できると謎の道具部屋へとお誘いするが、残念ながら整備が忙しく来られないとのこと。
しかし、謎の道具の正体に一歩近づくことが出来た。