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繁殖力が強く、80年代に島の在来種域にまで侵入してくるようになってしまったアカギは、現在では、島の1割を占めるほどに。
現在、そんなアカギを、林野庁の許可のもと、島民などによるボランティアで駆除作業が行われている。
アカギの新芽を取り除く駆除作業を2人もお手伝い。 |
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達也「これアカギですね」
と、達也が摘もうとした新芽は、アカギではなく、シマホルトノキの若木だった。
シマホルトノキは、母島の固有種で、母島ではコブノキとも呼ばれ、幹にコブができるのが特徴。
そのコブは湿気が多い母島の空気中の水分を吸収しやすくするために発達したと考えられている。
その果実は血圧降下作用があるとされ、昔、島の人にも食されていた。 |
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そんな守られた自然の中で耳を澄ますと、聞こえてくるのが、島に生息するメグロの鳴き声。
特別天然記念物のメグロは母島列島のみに生息し、夜にはつがいで身を寄せ合って眠る、接触睡眠という習性がある。 |
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