3日後、チチブの稚魚が、見慣れぬ石の山を確かめ、5日後には、海底をすべって進むようにイトマキヒトデが現れた。
ナマコほど貪欲ではないが、同じように有機物を分解する底生生物が棲みついてくれた。
それから5日間、改めて調査をしてみるが、ナマコの姿は見えず。
木村さんは、ヒトデが来た事で、ナマコも来る可能性が高まったと言うが…。達也が以前、ナマコについて調べた横浜の金沢湾でも、確かにヒトデと同じ海底の岩場にいた。

木村さん「ナマコもヒトデも同じような仲間なので」
ナマコやヒトデは棘皮動物で、同じような岩場を好むという。
達也「いい傾向ですね」
城島「もう一歩なのにな。ナマコが来る為には」

それを促すポイントがもう一つ。
木村さん曰く、砂まじりの泥の所の方が好きみたいとのこと。

ナマコが、のそのそ移動するのには、DASH海岸のような、ヘドロに覆われた海底では、お足もとがよろしくないらしい。
そこで、ナマコの通り道を作るために、海底に砂をまくことに。観測台のイカダの下の石を周辺を中心に、沖の方まで砂をまく。
一時的だが、ヘドロを少しでもカバーしておけば、通って来てくれるかもしれない。