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全て手作りの材料では、適量を手探りで見つけるしかない。
その化学反応をイメージしながら、にがりを小分けしていく。
目安としては、10〜12ccだが、幅を持たせて試し、様々なパターンに分ける。
ちなみににがりが適量を超えると、豆腐の味はやはり苦くなる。
どれが固まるのか、テストは8ccから13ccの5パターン。 |
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そして混ぜる時には、大事なコツが。
工場で豆腐を作るプロの仕事を覗いてみると、絹ごし豆腐の容器へ先に凝固剤を入れ、そこへ豆乳を一気に流し込み、あとはイオンレベルの結合任せ。
軽く、速やかな撹拌のみ。混ぜすぎは却って凝固反応を邪魔することになる。 |
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それに伴い、こちらのテストも混ぜすぎに注意して、また小分けの移し替えは、冷めやすくもなるため、適温の70℃よりもやや高くしてからとりかかる。
一つの容器に、200ccの豆乳を入れる。
まずは最も少ない8ccのにがりを加える。慎重に、かつ速やかに。
同じ条件、同じコツで次々とにがりを加えていくが、全てのパターンで程良い固まり方が見られなければ、テストはやり直しとなる。
最も多い分量、13ccのにがりを加えて、これで5パターン。
程良く固まる分量が、この中にあることを信じ、これで美味い夕げにもありつけるか? |
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