温泉に浸かりしっかり温まった所で、温泉糖なるおやつを求めて、三村製菓にやって来た達也。
達也「温泉糖というおやつがあると伺ったんですけど」
店主の吉野さんに促されて店の奥に進むと、鍋の中で煮えたぎる液体が。
吉野さん「砂糖と温泉水を使ってます」
達也「パチパチ言ってる」

温泉糖は炭酸泉と大量の砂糖を鍋に入れ、ゆっくり煮詰めた後、卵白を入れて固めたおやつ。三村製菓だけで80年以上前から作られている、伝統のおやつだという。

達也「さぁ、来ましたよ」
程良く温泉水が煮詰まった所で、卵白を入れ勢い良くかき混ぜる三村さん。すると…
達也「おぁ、すげー!」
温泉に含まれる炭酸成分と卵白でみるみる内に膨らんでいく。
それを台の上に広げると、急に温度が冷えて、砂糖が固まり温泉糖の完成。

これが、日本で唯一、炭酸温泉を使った温泉糖。吉野さん一家が、ひとつひとつ手作りで80年守り続けている味。
堪らず、一口。
達也「うん、ほんのり甘い砂糖菓子だね」
至福の一口を味わった所で、今度は、達也が温泉糖作りに挑戦。
達也「熱い!」
卵白を入れたと同時に、温まった炭酸ガスが噴き出し、思うようにかき混ぜる事が出来ない。
吉野さん「返して、返して!」
吉野さんの合図で勢いよく台の上に広げるが、僅かにタイミングが遅く、冷えて固まって不格好な形に。
達也「俺、下手だ」
さて、見た目は違うが、味の方は?
達也「同じだな」
と言ってるが、師匠の判定は?
吉野さん「味は、変わらんですね」
師匠も納得の温泉を利用した、この地ならではのおやつに達也も大満足!