一方、達也は、北九州空港で聞き込み。
達也「この辺で、昔から食べられているおやつありますか?」
店員さん「けんちんというおやつがあります」
達也「けんちん?けんちん汁??」

名前からけんちん汁を想像するがどうやら、まったく別の物らしい。
店員さんが試食用のけんちんを持って来てくれたが、見た目は少し色の薄い羊羹。
しかし、その中には意外な食材が入っていた!

達也「ん?きくらげ?」
甘い羊羹の中にキクラゲの姿が。
達也「なんで、キクラゲが入っているんですか?」
店員さん「体に良いものということで、昔のお医者さんが広めたそうです」

けんちんは、長崎で医学を学んだ田中信平という人物が大分に伝えたお菓子。
漢方の影響をうけて、キクラゲやマメなど身近で手に入り、体にも良いものを入れたのがきっかけだそう。

体の良い物を入れるという、お医者さん独自の発想のおやつに感心しつつ、他にも伝統のおやつが無いか、聞いてみる事に。
達也「他に、お店で売られていないような、おやつ知りませんか?」
店員さん「そうですね。大分の方に、やせうまというおやつがあります」
店員さん「平安時代から、食べられているおやつだそうです。」
達也「おー!じゃ、ちょっと行ってみましょう」