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季節は流れ2004年、村づくり4度目の春。
田んぼ脇の水辺では、村づくり始まって以来のオタマジャクシ大発生。
そんな村の環境を検証してくれたのが、初代里山博士、守山弘先生。
田んぼが招き入れたのは、田植えの頃に鳴き出すという“シュレーゲルアオガエル"。多く発生しても問題はない。
守山先生の秘密兵器、虫取り網を使って、さらに水生生物を調べようと、里山の綺麗な水が流れ込む水路へ。 |
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水も土も綺麗であることで、オタマジャクシが沢山産まれ、それを求めて様々な水生昆虫がやってきた。希少なゲンゴロウもその1人。
そんな田んぼに注ぎ込む水辺にはヤゴこと、オニヤンマの幼虫の姿。
オニヤンマのヤゴは、折りたたみ式の下顎で、大きな獲物にかぶりつく。
そして5年ほどの水中生活を経てトンボとなる…
“クロスジギンヤンマ“のヤゴも羽化を完了し、初夏の香り漂う、里山へと消えていった。 |
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田んぼ脇の調整池では、オスは1つの池に一匹しか棲めないという、“リボシヤンマ"が飛ぶ。
そして、秋の訪れを知らせる“アキアカネ"は、人懐っこい。
松岡「手にのったりしたら良い」
と松岡の気持ちとは裏腹に、達也の指にじゃれつくように止まった。
さらに、雑草をカエルがハエと見間違える疑似餌にして、ここで沢山暮らしている“トウキョウダルマガエル"を狙う。
すると、ハエと思い込んだトウキョウダルマガエルが疑似餌に食いついた。
田んぼが出来た事で、カエルを始め多くの水生生物が水場を求めやってきて、1つの生態系が出来つつあった。 |
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