削り終わったバットは表面を磨いた後に、ウレタン樹脂を塗って湿気を防ぐ。
通常のバットより1,5倍量のウレタン樹脂を塗り終えたら乾燥させる。
仕上げに、バットに“THE 鉄腕DASH"のマーキングを行い、願いを込めたら完成。
達也「すげー!これは飛びますよ、間違いなく」
バット規格ギリギリ106,7センチでも、軽量素材で800グラム。
清原モデルをもとに作った遠心力ロングバット。
その名も『素人でも簡単にホームランが打てるバット1号』が完成。

さっそく、試し打ちにかかる。
まずは、元野球少年達也の挑戦。
バットの長さを生かした無駄のないバッティングで、しなりも効いて軽く合わせただけで、72メートルを記録。
続いて、松岡。当たり損ねを繰り返し、少々疲れた11球目。
依然、フォームは滅茶苦茶だが、本日の最長飛距離91メートルを記録。
バットがムチの様にボールを捉え、大飛球となった。
ただ、長いバットは扱いが難しく芯を捉える確率が低くなってしまう。
達也「芯をもうちょっと工夫してみます」

芯の部分で球を捉えやすくするため、大内さんの工場に戻り、バットの芯を削り出した達也。
ホームラン映像から導き出したあるポイント。それは、ホームランを打つ時にボールをバットが捉え反発する時の角度、38度。
バットとボール、丸いもの同士がぶつかれば打球は安定しないため、あらかじめバットの芯部分に角度をつけ、ホームランの出やすいバットにするのが狙い。
ホームランの出やすい角度でボールを捉える『素人でも簡単にホームランが打てるバット2号』が完成。