続いては、アイガモの毛をむしり、最も重要な部分をつくる。
毛がずれないように、しっかりと固定し糸を結びつける。
さらに魚に目立つよう、赤い糸で頭を作り、最後はカゲロウの尻尾となる部分。
ここに固くて太めの北登の毛を再び糸で巻き込み、達也、名人も納得のさすがの出来となった。
達也「これは引っかかるわ」
一方、城島は、ふぶきの毛で作るも、尻尾では無く羽となってしまったが、そこそこ挽回できたが、蛾にも見える城島作品。
さらに明雄さん 礼斗もつくり、同じ毛を使いながらもそれぞれっ姿が違うのが毛鉤の楽しさ。こうして4つの毛鉤が完成。

そしてそれが良く釣れるのか、やってみないとわからないのもまた楽しい。
翌日、川に出る前に、アブラハヤが沢山泳ぐ村の溜め池で練習。
ただし、小さい魚は毛鉤には食いつきにくい。
魚がいるポイントを見極め、ゆっくりと毛鉤を流す事が重要となる。
まずは達也が、名人の指導を受け、毛鉤を投げる。
遠くへは飛ばせたが、引くのが少々早い。
早すぎると魚は追いつかない。
再度挑戦すると、ハヤが毛鉤を追いかけてきた。

コツをつかんだ達也に続いて、少し不安な城島の毛鉤。
早速、毛鉤を水の中へ、すると、ハヤが、早くも気が付き…
城島「ハヤが食いついた!」
それぞれ、手応えを得た所で、やってきたのは名人お墨付きの渓流ポイント。
沢山の石と、急な流れのこの場所には、数多くのイワナやヤマメなどが生息するという。
流れが合流して石の陰になる場所、急な流れの早瀬、草の陰などに魚は潜みやすいという。
毛鉤に思いを託し、投げ込む。