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かつて岡山県は温暖多雨の気候が麦に合い、大麦の一大生産地だった。
昔から副業として、大麦の藁を使った麦わら帽子づくりが盛ん。
小さい頃から家で麦わら帽子を編んできたという、山本敏夫さんに作り方を教わる。
麦わら帽子の材料となるのが、藁を編んだ真田編み『麦稈真田(ばっかんさなだ)』。
織り方によって三つ編み、四つ組、五つ平編み、菱編み、六つ菱編み、八つ菱編みなど様々な種類がある。 |
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真田編みを1本の長い紐状に編んでいき、ミシンでぐるぐると縫い合わせる。
礼斗「全部一本でつながった物を縫ってるんですね」
さらに、専用のミシンは普通のミシンと違い、針の横に補助板がない。
そのため帽子を立体的に縫う事が出来る。
しかし、DASH村の近隣で借りてきたミシンは… |
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達也「おーいミシン借りてきたぞ!」
用意出来たのは、約50年前の足踏みミシン。
専用のミシンでないため、どのように帽子を作っていくのか?
そこで考えたのは、平面縫いだけで作るやり方。
しかし、完成予想図は “かんかん帽"に近い形に。
かんかん帽とは固く編まれ、平らな頭を叩くとカンカンと音がするのでその名がついた。大正から昭和にかけ大流行した。
つまり、平面縫いだけで作れる3つのパーツを作り、最後に縫い合わせるオリジナル帽子を目指すことに。 |
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