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ヒグラシ鳴く暑さの中、真田づくりに必要な藁を作るため脱穀。
藁と実を分けるため、乾燥した麦の束を引いて梳きとる脱穀機“千歯こき"を使って、むしる様に。
実と藁を両方とも傷つけず、脱穀することが出来る。
達也「綺麗にとれたもんだな」
藁は水に浸し、編みやすいように柔らかくする。
そして、岡山県で匠に習ってきた礼斗に指南を受けながら、いよいよ真田編みづくり。 |
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まずは、割れてしまう恐れのある藁の節の部分を避けるため、節間だけを丁寧に取っていく。切り取った節間の長さは30センチ程度。
そして綺麗な真田編みを作る為にやることが、
礼斗「丸い状態のままだと編みにくいのでこれ(藁)を平らにします」
“繰り枠"という道具でローラーの間に藁を挟み平たく潰す。
真田編みを隙間なく編めるようにする効果も。
すると一目瞭然、厚みがとれ編みやすい状態に。
そして、編み作業に入る。 |
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今回作るのは一番簡単な三平(さんぴら)編み。外側の藁を内側に編んでいく、三つ編みと同じやり方。
礼斗「これを35メートル編まないといけないんです」
達也「編んだものを35メートルってこと!?」
1個の帽子を作るのにこの真田編みが約35メートル必要。
綺麗な帽子を作るにはきっちり藁を編まねば。ひたすら続く作業に、次第に汗が吹き出る。
達也「みんなでやろう」 |
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